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突然訪れる家族や知人
友人とのお別れ。

通夜や葬儀に参列する場合も、
昔から様々なマナーがあります。

「葬儀のことは、
年配者に聞かなくてはいけない」
とも言われてきました。

ところが近年、社会環境も変わり
葬儀も大きく変化してきたのです。

遺族の悲しみに寄りそい、
失礼のない振る舞いは、
大人として何よりも必要なことのひとつです。

いざという時に慌てないためにも、
新しいお通夜・葬儀の挨拶や
マナーの基本を身につけましょう。

それでは、どうぞ。

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「通夜」は大きく変わっています!

以前「通夜」の意味は
親戚やごくごく親しい人、
隣保班(りんぽはん)といった
近所の方々が集まり、
夜通し故人の亡骸(なきがら)に付き添い、
遺族を慰めるもの
ということでした。

ところが最近は、
本来の意味を離れて、

一般の弔問客も
「葬儀・告別式に参列できない場合は、
通夜に出席する」

というものに変わってきました。

そういうわけで、
通夜の会葬者が増えてきたのです。

お通夜は、昼間に行われる葬儀と違い
通夜は夕方から夜に掛けて行われます。

そのため、
仕事や学校を休むことなく
参列できる
ということが
大きな理由としてあげられます。

特に都会では
葬儀・告別式よりも、
通夜に参列する方々のほうが
多いとも言われています。

この現象は年々増加し、
地方にも広まってきているのです。

そういう意味では
「通夜」と「葬儀・告別式」の区別が、
年々小さくなっている現状がある
といえます。

また、身内だけで
最初に「仮通夜」を行い、
一般の方も参列する「本通夜」
次の日に行うケースもあります。

この場合は、いくら「通夜」といっても
故人との関わりが少ない人が
「仮通夜」に伺うのはマナー違反
です。

「仮通夜」と「本通夜」は違います。
注意しましょう。


受付での挨拶

お通夜や葬儀の挨拶は
会場に行ってみて初めて

「あれ?なんて声をかけたらいいんだろう」

と、あたふたするものです。
少なくとも筆者はいつも
そう思います。

心配なみなさんも、
ここで例文を見ておきましょう。


以前は通夜や葬儀は
自宅で行っていたものでした。

しかし最近は、葬祭場で行うのが
一般的になっていますね。

ですので、
みなさんは葬儀場に向かうわけですが
会場に入るとすぐに受付があります。

受付に挨拶をしてから記帳し、
香典をお渡します。

その際の挨拶は、

「この度は、御愁傷様でございます。」
と言って、多くを語らなくてもOKです。

筆者は初めてお葬式に行った時
マナーを知らなかったので、
受付でなんと挨拶して良いかわからず
焦った記憶があります。

「この度は、御愁傷様でございます。
御霊前にお供え下さい。」

とお悔やみを述べてから、
香典を差し出しても良いでしょう。

この時、
不祝儀袋をむき出しのまま持参するのは、
周りから見ても見苦しいものです。

出来ればグレーや紺色、
紫などの袱紗(ふくさ)、無い場合は
地味な色のハンカチなどで包んで、
受付で取り出して下さい。

ご香典を渡したら、
会葬者名簿に住所・氏名を記帳します。

その後、受付の方に一礼してから

「お参りさせていただきます」
といって、葬儀場に向かいます。

通夜で香典をすでに出している場合は、
葬儀の際には必要ありません。

ただし、会葬者名簿には後々のために
通夜・葬儀それぞれに記入をして下さい。

受付の方には

「お供えは済ませておりますので・・・」

と述べてから記帳すれば、
香典を持参していないことが
受付係に伝わります。


遺族への挨拶

式が始まる前や通夜ぶるまいの席で、
遺族へお悔やみや慰めの
ご挨拶をする場合があります。

弔問客も多く、
遺族も対応に疲れている場合があります。

挨拶はシンプルに行いましょう。

故人の死因などについては、
遺族から話が無い時は
無理に尋ねてはいけません。

立ち入った話は、
時と場所を選ぶのが大人のマナーです。

また、「忌み言葉」にも
気を配る必要があります。

例えば「重ね言葉」

不幸が重なるという事を
避けるために

「重ね重ね」や
「重々(じゅうじゅう)」
「ますます」
「いよいよ」
「たびたび」

といった繰り返しの言葉は
使わないように注意しましょう。

「続く」を連想させる

「再び」
「なお」
「追う」

も、葬儀の際には
ふさわしくありません。

生々しい言葉の

「死ぬ」や「死亡」

「ご逝去」に、

「生きている間」
「ご生前」という風に言い換えて、
間接的な表現にすると
穏やかな印象になります。

ちなみに、

「供養」
「成仏」
「往生」

と言った言葉は仏教用語です。

仏式の場合は問題ありませんが、
神式やキリスト教式では
使わないようにしましょう。

また

「冥福」

は仏教用語ですが、
仏教でも浄土真宗の場合は
「冥福」は使わないと言われています。

難しいですが、
気を付けましょう。

キリスト教では

「亡くなるという事は、主の御許に行く事」

なので、

「追悼」
「お悔み」

も使わないようです。

これらの忌み言葉は、
弔問時だけでなく
手紙や弔電でも
使用しないように配慮しましょう。


対面をすすめられたら

弔問の際に遺族から
「最後のお別れをしてあげて下さい」
対面をすすめられる場合があります。

お葬式に慣れていない方は
戸惑ってしまう場面だと思います。

しかしそんな時は

「ありがとうございます。
お別れさせていただきます」

と感謝の言葉を述べて、
遠慮なく対面させていただきましょう。



対面する際は、まず、

①故人の枕元に正座して、
両手をついて一礼します。

②遺族が故人のお顔に置いた白布を
上げて下さるので、それまで待ちます。

③その後故人に向かって
深く一礼して合掌し、
心を込めて冥福を祈って下さい。

④最後に遺族に一礼して、
いたわりの言葉を述べます。

無理に話しかける必要はありませんし、
感情が高ぶって取り乱しそうな場合は
無言でも大丈夫です。

ただし、対面を自分からお願いするのは
マナー違反ですから、注意して下さい。


服装と持ち物

「通夜」の場合は

「急いで駆けつけた」
ということで、
喪服よりも地味な平服の方が良い
と言われた時代もありました。

ところが、通夜と葬儀の区別が
少なくなってきた現代、
通夜に参列する方のほとんどが、
本葬の時と同じく喪服を
着用するようになってきました。

もちろんマナーの上では、
通夜の場合は喪服でなくてもOKですが、
葬儀場で浮いてしまう可能性があります。

時間に余裕があるのなら、
喪服に着替えをすることをおすすめします。

一般の会葬者として参列する場合は、
準礼装もしくは略礼装の喪服となります。

女性の場合はこちらで
詳しく解説しています。

女性のお葬式の服装!知って安心。喪服で気をつけるべき点6つ

【女性】お葬式にスーツで出席する!知っておくべき服装のマナー

色は黒かグレー。
落ち着いた濃紺でも大丈夫です。

基本は長袖で、
肌の露出は夏でも控えます。

男性はYシャツは白ですが、
女性の場合は白のブラウスは避けて、
黒で全体をまとめましょう。

アクセサリーは、
結婚指輪以外は何も付けないのが
正式なスタイルです。

身に付ける時は
白いパールのネックレス、
40代以上はブラックパールも良い
と言われています。

どちらの場合も、弔事では
「重なる」を避けるために、
一連のシンプルなデザインのものを選びましょう。

バッグの基本は「布製」です。
「皮製」は殺生の意味があるので、
葬儀にはふさわしくないのですが、
「合皮」なら問題はありません。

これは「靴」や「草履」の場合も同じですので、
注意しましょう。

とは言っても、
実際問題として「本革」か「合皮」かは
見分けるのも難しいです。

「本革」は絶対駄目、
ということはあまり考えなくても
良いかも知れません。

それよりもデザインにこだわり、
シンプルで貴金属が目立たないもの
選ぶ方が良いでしょう。

また「爬虫類」はタブーなので
覚えておきましょう。

さらに、靴のヒールにも気を付けます。

ぺたんこ靴と呼ばれるフラットシューズは、
カジュアルな印象が強すぎるために、
葬儀に履いていくことは難しいでしょう。

たとえ低くても良いですから、
かかとのあるものを履きましょう。



「男性の黒スーツは、
ネクタイを変えれば慶事・弔事兼用できる」

と思っている方も多いでしょう。

ここでのチェックポイントは「ベント」です。

ベントとは、背広の裾にある切れ目のことで、
一般には

・切れ目のない「ノーベント」

・裾の中心にだけ切れ目のある
「センターベント」

・両側に切れ目が入った
「サイドベンツ」

があります。

正式な喪服の場合は「ノーベント」です。

そして「センターベント」もOK
と言われていますが、
「サイドベンツ」はデザインも華やかになるために、
葬儀の際に着ていくのは不向き
ですので
控えておきましょう。。



葬儀は突然やってきます。

筆者は毎回、
「次は焦らないように用意しておこう」
なんて思っていて、
毎回慌てて準備していました。

カバンがない、黒いストッキングがない、
黒いコートがない・・・など。

大人のたしなみとして、
喪服やバッグ、袱紗やアクセサリー、
数珠、靴下(ストッキング)などは
時間のあるときに揃えておきましょう。

タンスにひとまとめにしておくと、
慌てずに済みますよ!

また、葬儀は地域によっても
大きく違う場合があります。

不安な時は、
地元の葬儀社の方に
直接確認するのが良いでしょう。

葬儀も日々変化していますから、
プロに聞くのも一つの方法です。

決して恥ずかしいことではありません。
まずは柔軟に対応しましょう。


まとめ

いかがでしたか?

「通夜・葬儀でのあいさつ例文。
これで安心、失礼のない大人の挨拶!」

という記事をお送りしましたが

お通夜や葬儀で、
遺族の方や故人の方に
失礼のないご挨拶はできそうでしょうか。

遺族の方は
悲しみも冷めやらぬ中、
お通夜や葬儀中は気が張って
大変お疲れだと思います。

ご遺族の気持ちをお察しして
思いやりを持って接して差し上げましょう。

参考になれば嬉しいです。

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