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くも膜下出血というは、
みなさん聞いたことがあると思います。

その症状は、「バットで殴られたような頭痛」とか
「今まで経験したことがないような頭痛」
などと言われています。
重症の場合は叫んで意識を失うことも。

ですが、
寝違えと間違うような症状なこともあるのです。

この記事ではそのような、
くも膜下出血と寝違えの症状についてお話ししていきます。

また、首の痛みが引かない場合は
頚椎椎間板ヘルニアという可能性もあります。

詳しくはこちらも併せてご覧ください。
寝違えじゃない!頸椎椎間板ヘルニアかも?


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くも膜下出血とは?

脳の表面をおおう膜は3つあるのですが
そのひとつに「くも膜」というものがあります。

くも膜下出血とは、この膜の下に
出血がある状態をいいます。

脳の血管のこぶである「脳動脈瘤」が
突然破裂することによる出血が
約85パーセントを占めます。

発症する男性と女性の割合は大差はありませんが
40歳代、50歳代では男性に多く、
60歳以降は女性に多くなる傾向があります。

脳動脈瘤ができてしまう原因ははっきりしませんが
遺伝的なものと、動脈硬化・高血圧などの要因が
合わさって発症すると言われています。

脳の保護膜の一部が痛みを感じるはらたきを
持っているため、
出血した瞬間に激痛が襲います。
これにより、激しい吐き気や嘔吐があったり
意識を失うこともあります。

くも膜下出血には、このような「強い痛み」
「激しい症状」のイメージがありますよね。

発症すると、その患者の3分の1が
亡くなってしまうという怖い病気です。

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くも膜下出血の前兆

寝違えと間違う?軽症のくも膜下出血

くも膜下出血の「経験したことがないような激痛」
よりも軽い頭痛がある場合があります。
その時、寝違えのような首の痛みも伴うこともあります。

朝起きて、首の痛みを感じたら
「寝違えたかなぁ」と思いますよね。

でも、夜も眠れないほどの頭痛や
目の奥の鈍痛、吐き気などがある場合は
くも膜下出血の初期症状かもしれません。

少量の出血を起こした場合は、
このようにくも膜下出血の軽い症状が出ます。

これを、警告頭痛などと言います。

しかし、これは素人には判断できません。
寝違えだと思えば、整形外科に行くと思います。
または、寝違え程度でお医者さんに行かない方も
いますよね。
なかなか脳の病気だとは気づけません。

実際に、これをただの寝違えと見過ごして
お亡くなりになってしまった例もあります。

吐き気があったり、辛い頭痛があるのであれば
とにかくお医者さんへ。
その際、脳神経外科を受診しましょう。

くも膜下出血が疑われる場合は、
まずCTスキャンで検査をします。

発症してから時間が経っている、または
出血量が少なかったりするとCTスキャンでも
わからない場合もあります。
その際はMRI検査を行います。

動脈瘤破裂の前触れ

脳動脈瘤は破裂する前に
前触れがあることもあります。

その一つの症状に、
片方の瞼が開かなくなり、両眼で物を見ると
重なって見える、というものがあります。
これは動脈瘤が大きくなり、
動眼神経を圧迫した時に起こります。
この症状を、動眼神経麻痺と言います。

手術をするという対処法になりますが、
また動脈瘤が視神経を圧迫すると
視野が欠けたり、視力が落ちたりすることも。


くも膜下出血の3大リスク

高血圧

高血圧はくも膜下出血の代表的な
危険因子の一つです。
高血圧の人は、正常の血圧の人と比較して
男性で2.97倍、女性で2.70倍
くも膜下出血死亡のリスクが高いことが分かっています。

高血圧を防ぐためには、
肥満であればダイエットをし、
塩分を取りすぎないよう気をつけ
適度な運動を心がけると良いでしょう。

喫煙習慣

高血圧が危険因子だという話をしました。
さらに、タバコを吸うことでニコチンやタール
一酸化炭素が体内に入ると、全身の血管が収縮して
血圧が上がってしまいます。

喫煙者は、非喫煙者と比較して
男性で3.10倍、女性で2.26倍リスクが高くなります。

喫煙量に関しては、一日の喫煙量が10本未満でも、
20本以上吸っている人と同程度のリスクがあります。
そして喫煙をやめれば、非喫煙者と同等に
リスクが低下していることもわかっています。

ですから、たばこを吸わないことはもちろんですが、
現在喫煙している人でも、禁煙すれば
くも膜下出血の予防が期待できます。

過度の飲酒

お酒は、皆さんもご存知の通り
適量の場合は血行を良くしたり、
身体をリラックスさせたり、
食欲を増進させたりなどの良い作用があります。

しかし、飲み過ぎてしまうと、肥満、動脈硬化、
高血圧、糖尿病などの原因となり、
くも膜下出血の危険性が高まります。

飲み過ぎには気をつけましょう。


検査で脳動脈瘤を早期発見できる

他の病気でMRIを撮ったり、
脳ドックで検査をした場合に破裂していない未
破裂脳動脈瘤が見つかることが多くなってきました。

最近では、MRAが簡単にできるようになりました。
MRIとMRAは同様に東武の画像を撮影するものです。
では何が違うのかというと、MRIは比較的大きな
異常がわかるもので、
MRAは脳全体の血管の書き出すことができるので
血管の異常の発見も容易なわけです。

このような検査で、くも膜下出血だけでなく
脳梗塞などの脳の危険な病気を
早期発見することができます。

そうすれば治療もできますから
定期的な検査は本当に大事ですね。


まとめ

いかがでしたか?

くも膜下出血と寝違えの似た症状について
お分りいただけましたでしょうか。

まさか、寝違えの症状がくも膜下出血の症状だと
思いませんよね。

こんな怖い病気が寝違えに潜んでいたとは
筆者も思いませんでした。

具合が悪い場合は、自己判断は禁物です。
その判断で命を失ってしまうこともあるのです。

ひどい頭痛や首の痛みを感じたら
躊躇せずお医者さんにいきましょう。


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