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ひと昔前と比べて、葬儀の方法に
色々なやり方が増えました。

芸能人など有名だったり地位の高い人が選ぶ
密葬が気になっているという方もいるでしょう。

よく知らないと
「密葬とはどんなもの?」
「家族葬とは違うの?」
など疑問が生じますよね。

そこで今回は、
密葬に関して詳しくまとめてみました。

密葬について知りたい方は
参考にしてみてください。

それでは、どうぞ。

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密葬とは?

密葬は親しい人のみで執り行う葬儀です。
若い方はあまり耳慣れない言葉かもしれませんが
密葬は実は昔からある葬法の一つです。

特徴は参列者をほとんど招かない点
にあります。

悲しみに暮れる遺族にとって
たくさんの会葬者の対応が
負担になってしまう場合もあるのです。

故人との最後のお別れの時間を
十分に確保するための
選択肢の一つが密葬と言えます。

他にも密葬を選ぶ理由はいくつかありますので
以下で詳しく説明していきます。

名前の通り、葬儀前に訃報を知らせるのは
ごく限られた人のみとなります。

葬儀の後にハガキなどで訃報を広く伝える形式です。

うちうちで執り行うことができる弔い方とされています。

近年では色々な形式が増えましたよね。

親しい人だけで執り行われる密葬と家族葬は
同じような意味の言葉として
使われることもあります。

中には直葬形式で
密葬が執り行われる場合もあり
一口に密葬と言っても
故人や遺族の意向によって
様々な形が存在します。

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密葬を選ぶ理由は?

なぜ密葬を選ぶのでしょうか?
主な理由は3つあります。

①別れの時間をしっかり確保できる

密葬は親しい人以外に
訃報をふせます。

遺族が会葬者の対応に
追われることもありませんので
ゆっくりとお別れをすることが可能です。

有名な芸能人が亡くなった時など
多くの会葬者が訪れることが
予測される場合もあります。

なお、著名人の場合は
密葬の後に「偲ぶ会」などの本葬を
行うことが一般的です。

よくニュースなどでよく聞きますが
ファンにお別れの場を設けたりしていますよね。

密葬として、
身内だけで故人を送り出した後
このようにお別れの場を設けます。
これを本葬と言います。

本葬を行わない場合
遺族は弔問に訪れた人に
個別で対応をする必要があります。

遺族にとって
まだまだ気持ちが辛い時期に
たくさんの弔問客の対応をすることは
心労になりかねません。

そのため、近親者のみで
ゆっくりとお別れの時間を確保するために、
密葬を選ぶ人が多い傾向があります。

②死因を内密にしたい

自殺や犯罪に巻き込まれた、
感染症による死など、参列者を招くのが辛い場合など
死因に関して内密にしたい時に
密葬を選ぶ方もいます。

または、子どもが亡くなり焦燥しきっている場合なども
密葬にすることが多いようです。

③人が集まりにくい時期に行うため

葬儀はいつ必要になるかわかりません。

年末年始など、
会葬者が集まりにくい時期に執り行う場合は
密葬を選ぶ方が少なくないです。

何日も安置しておくと
遺体の腐敗が進んでしまいます。

そこで、まずは密葬を行い、その後本葬を行うのです。

④葬儀の費用を抑えたい

本当は立派なお葬式をさせてあげたくても
お金に困っている場合はそうもいきません。

例えば、病気で治療費がたくさんかかっていて
そちらでもうお金がなかったり、
親族がおらず、お金を出してくれる人が
いない場合もあります。

そういった場合、致し方なく
お金をかけず簡易的なお葬式にする
という意味で密葬を選ぶこともあります。

この意味で密葬を行う場合、
直葬という「火葬だけを行う葬儀」もあります。

詳しくはこちらをご覧ください。

【お葬式】直葬ってなに?費用相場や意味・注意点も紹介!


密葬の費用相場

一般的な仏式の葬儀の場合
相場は200万円くらい
と言われています。

密葬の場合はどのくらい費用がかかるのでしょうか?

密葬の費用相場は
20〜120万円程度とされています。

随分金額に幅がありますよね。

密葬は、式の形に関して
明確な決まりは特にありません。

それぞれ、故人や遺族の意向に
合わせた式が執り行われます。

そのため、選んだプランによって
費用は大きく変わってくるのです。

葬儀社を選ぶ際には
提示されたプランの内容を
よく確認しておくことをおすすめします。

密葬は小規模な葬儀のため
一般の葬儀のような
派手な装飾はないことが多いです。

シンプルな分、費用に関しては
一般的な葬儀より抑えられる傾向があります。


葬儀社を選ぶ際のポイント

どの葬儀社を選ぶのかは
密葬を執り行う上で、重要なポイントです。

葬儀社を選ぶ時は
最低でも3社程度から事前見積もりを取り
費用や内容を比較検討することを推奨します。

見積もってみると
不当に高額な場合もあります。

いくつか見積もりを取ることで
相場観もわかりますので
もっとも納得できる葬儀社を選んで
葬儀を行うことが可能です。

高齢のご家族がいたりと
葬儀を行うことが予想できる場合
いつ葬儀社を選べば良いのか
悩む方もいるでしょう。

葬儀社を選ぶタイミングは難しいですね。

一般的には、大病を患ったり
高齢になった段階で葬儀社の口コミなどを
チェックしておき、候補を決めておくと
いざという時に焦らずに済みます。

急に葬儀が必要になり
よく内容を確認せずに葬儀社を選んだところ
望んだ通りの密葬にならず
後悔してしまったというケースもあります。

急な場合は、冷静に判断することが難しいです。

急いでいる時はインターネットを活用しましょう。
なるべく手間をかけず、複数社を比較し
最良と思える葬儀社を選ぶことをおすすめします。

なお、葬儀に関する国家資格として
葬祭ディレクターというものがあることをご存知でしょうか。

葬祭ディレクターには1級と2級があり
葬祭ディレクター1級を持っていれば
全ての葬儀に関する専門的な知識と
技能を持っていると判断可能です。

葬儀屋は資格を持っていないとダメ
というわけではありませんが
選ぶ際の1つの判断材料となることでしょう。


家族葬と密葬の違い

親しい人のみで行う葬儀と言えば
近年は「家族葬」と呼ばれるものもあります。

密葬と家族葬を混合してしまっている方も
少なくありません。
また、密葬とは?の項目で少しお話ししましたが
実際に曖昧に使っている葬儀社もあります。

どちらも身内だけで行うお葬式としては一緒です。

しかし、一般的には
密葬と家族葬には2つの違いがあります。

①家族葬は本葬を行わない

1つ目に、密葬は多くの場合、
本葬とセットで執り行われる
のに対して
家族葬は本葬を行わない点です。

本葬とは、密葬で身内のみの葬儀を終えた後
大規模な葬儀(告別式)を改めて行うことです。

近年では「本葬」という名前ではなく
「故人を偲ぶ会」や「お別れの会」と
言われることが多いです。
本来、密葬を小規模で取り行った後
1ヶ月後くらいに本葬と呼ばれる葬儀を行います。

芸能人などの訃報のニュースで
「○○を偲ぶ会」と言った名称を聞く機会も増えましたね。

家族葬は、参列者を招く規模が小さいだけで
流れなどは一般の葬儀と変わりません。
ただ、本葬のようなお別れ会がないので
一般の人たちは最後まで式に関わらないということです。

しかし、密葬でも本葬を行わないケースもあり
より意味が曖昧になっているようではあります。

家族葬については
こちらで詳しく解説しています。

最近増えている家族葬とは?費用の相場と知っておくべき内容

家族葬は家族が主体

2つ目の違いは、
密葬は葬儀社が主体であるのに対して
家族葬は文字通り家族が主体となって執り行うもの
という点です。

もともと家族葬という言葉はありませんでしたが
「ごく近親者のみでしめやかに葬儀を行いたい」
という遺族の意向を受けてできた言葉です。
本葬を行わない密葬プランとして
ある葬儀社が「家族葬」と命名したとされています。
これが1990年代半ば頃といわれています。

本葬を行うことが一般的だった
昔からの密葬を知っている方の場合
本葬を行わないと聞くと
「何か言いにくい理由があるのでは?」
と疑問を感じる人もいます。

その点、家族葬という名前なら
主に家族のみの葬儀なのだなと
自然と理解してもらえます。

言い得て妙の言葉ですね。


密葬で香典は必要?

基本的に密葬において香典は控えます。

密葬を選ばれた喪主の方は
「香典返しの手間を省きたい」
という意図をお持ちの場合が多いです。

香典はあくまで、喪主の方が葬儀を行う際の
費用の足しに使われるものです。

喪主が辞退しているのなら
気持ちを察し状況に合わせましょう。

もっとも重要なのは
死者を悼む気持ちと言えます。

心を込めて故人を送り出すことを意識しましょう。

なお、供花や弔電に関しては
辞退連絡がなければ送っても
失礼にはあたらないとされています。


密葬をする場合の注意点

まだまだ一般的ではない密葬。
もし密葬にしたい場合は、
どんなことを注意すれば良いのでしょうか。
一緒にみていきましょう。

①周りからの理解を得る

遺族が密葬を選択した場合
親族や故人と親しかった方から
「盛大な式にしてほしかった」
などの意見をもらう場合があります。

必ずといっていいほど
このよう声が出ると思います。

密葬を選ぶ際は、
親族や個人と縁の深かった人に
趣旨をしっかりと伝え
理解を得ることが必要です。

「故人の意向で」と言った理由を説明し
周囲からの理解を得ておくことで
滞りなく式を執り行うことができます。

ただでさえ気を使って疲れる場面です。
お葬式のことで揉めたくはないですよね。

誤解のないように注意しておきましょう。

②どの範囲まで伝えるか決める

密葬を行うことは近親者には伝えますが
周囲には漏れないようにする必要があります。

どの範囲まで訃報を知らせるかに関しては
よくよく考えて対応することが大切です。

もし宿泊が必要な方がいる場合は
その手配も行う必要があります。

葬儀社とよく相談しながら
決めることが肝心です。

密葬の日時が決まったら
電話などで連絡を行います。

その際にうちうちで行う密葬である旨を
伝達するのです。


まとめ

いかがでしたか?
密葬について、密葬を行う理由
そして家族葬との違いについて
おわかりいただけましたでしょうか。

この記事をまとめますと・・・

・密葬はうちうちで内密に行われる小さなお葬式

<密葬が選ばれる理由>
・身内だけでゆっくりお別れができる
・死因を内密にしたいから
・人が集まりにくい時期に行うから
・葬儀の費用を抑えたいから

<密葬と家族葬の違い>

・本葬(お別れ会)を行うのが密葬
・行わないのが家族葬
・ただし違いは曖昧になっている

大勢の会葬者が予想される式の場合
遺族が会葬者の対応に
追われてしまう事態を避けるために
密葬が選ばれることがあります。

密葬なら限られた親しい人のみで
故人とゆっくりお別れをすることが可能です。

ただし、親族などからの理解がないと
感情的なしこりが残ってしまう場合もあります。

誤解されないようにするためにも
近親者には事前に密葬を選ぶ理由を伝え
理解を得ておくことが大切です。

密葬はもともとその後の本葬とセットで執り行われるものでしたが
現代では本葬を行わないケースも増えました。

本葬を行わない形式は家族葬と呼ばれていますが
厳密に区別されているとは言い難いです。

密葬の中には直葬形式のものもあり
密葬・家族葬・直葬が
同じような意味合いの言葉として
使われている場合もあります。

どのような式を選んでも
一番大切なのは心から故人を送り出す気持ちです。

心を込めてご冥福をお祈りしましょう。

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