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ひれ酒というと、
お酒のことを知り尽くした熟年の男性が
飲むお酒というイメージがありませんか?

筆者が初めてひれ酒を飲んだのは、
就職祝いに叔父が連れて行ってくれた
フグ料理専門店でした。

それ以降、自分でフグを食べに行ったことは
一度もありません。
財布の中身が心配なのはもちろん、
心理的にも「まだ未熟者な自分がする贅沢じゃない」
とハードルが高いのが本音です・・・。

フグ料理はめったに食べない筆者ですが、
社会人になってから上司に連れて行ってもらった
渋い居酒屋でひれ酒を楽しむ機会には恵まれ、
いまではすっかりひれ酒ファン!

フグを自前で食べに行くまでは
まだまだ遠い道のりですが、ひれ酒だけは覚えて
「大人の階段を一歩登ったかも♪」というささやかな
うれしさがあります。

あなたも一杯飲んでみませんか?
その美味しさにきっとびっくり、
そして身も心も温まりますよ!

↓実は他にもこんな楽しみ方があります。
【日本酒】甲羅酒・いりこ酒・いか徳利!

それでは、どうぞ!


ひれ酒とは?

ひれ酒とは、フグや鯛などの魚のひれを炙って
焼いたものを日本酒の熱燗に入れる飲み方です。

主にはトラフグのひれがよく使われます。
世界を見回してみても、魚のひれを温かいお酒に入れて
エキスを染みこませるという飲み方は
日本のひれ酒以外見つけることはできないでしょう。

美味しいスープのような一面があり
ダシを感じられる日本ならではかもしれません。

寒い時期にこのひれ酒を飲むと、
体が温まり、ひれの骨から出る旨みと香りが
お酒の味わいをより豊かにしてくれます。

ひと言で言えば、「めちゃくちゃ沁みる酒」
なんですよ。

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ひれ酒は家庭でも作れる!

多くはフグ料理屋さんで出してもらう事が多い
ひれ酒ですが、実はツウは家庭でもひれ酒を
作って楽しんでいます。
ひれを手に入れ、作り方さえわかれば
そんなに難しいものではありません。

まず、ひれを手に入れよう!

一番手軽なひれの入手方法は、
乾燥したひれを購入することです。
トラフグには毒があるので、
フグを調理する資格を持った人が行うべき。
生のトラフグをさばくことは考えない方がいいでしょう。
素人の私たちは、調理済みのひれを
乾燥させたものを買うのが一番簡単で確実です。

あまり見かけないかもしれませんが
楽天で手に入ります。大人気商品!↓
ふぐひれ 下関産 とらふぐひれ(ひれ酒用) 20g

20gだと約24枚のひれが入っています。

ひれ酒にする日本酒は何を選ぶ?

日本酒には吟醸酒、純米など、色々と種類がありますよね。
一体どれを使ったらいいのか、初心者はまず疑問に思うところ。

「ひれ酒にする日本酒は何がいいのか?」は
実は答えは決まっていません。

・あまり上等なお酒ではないほうがかえっていい
・純米系のお酒に合う
・本醸造酒に合う

など皆さん意見が分かれるところなんです。

基本的には、フルーティーで香りがとても華やか
なものだとひれの香ばしさとぶつかってしまう
可能性が高いの、もし選べるなら
「吟醸系のお酒ではない方がいいかも」
ぐらいに思っておけばOKです。

おすすめは高精米の本醸造酒か純米酒です。
純米のほうがよりコクが出る傾向です。
それが好きかどうかは好みによりますので
色々試してみてください。

⇒日本酒の基礎知識に関しては
こちらも参考にしてくださいね♪

日本酒初心者におすすめ!基本の見分け方・飲み方・注意点!

日本酒初心者におすすめ!基本の見分け方・飲み方・注意点!


家庭で楽しむ!ひれ酒の作り方

①ひれを手入れする

多くの方が乾燥したひれを購入すると思います。
乾燥フグひれを使う場合は手入れは必要ありません。

もし、生のひれを手に入れた場合は
ひれについたぬめりを良く落しましょう!

たわしで軽くこすりながら水洗いするといいですよ。

それからふきんで水気を取って
じっくり乾燥させましょう!
天日で2日間ほど干して、水気がなくなったらOKです。

乾燥が甘かったり、ぬめりの処理が中途半端だと
生臭さが出てしまいます。

早く飲みたい!という気持ちは抑えて、
この工程はじっくり取りかかりましょうね。

②ひれを炙る

1合につき2枚のひれを用意しましょう。
そして弱火でひれを炙ります。
金属製のトングでつかみ、ガス火で炙ってもいいですし、
魚焼きコンロにアルミホイルを敷いて焼いてもOK。

目安は全体が均一に飴色になり、
端に少し焦げ目が出てくるくらいまで
炙ったらできあがりです。

ひれの厚みによっても
取り出すタイミングはまちまちなので、
炙りは慎重に、目を離さないようにしてください。

炙りすぎて炭火すると、
苦みが出て日本酒の味が濁ってしまいます。

③熱燗を作る

ひれ酒に向いた熱燗の温度は超熱燗!

通常の日本酒の熱燗は50℃前後まで温めますが
ひれ酒だけは、超熱燗まで熱してください。
ひれから生臭さが抜けて旨みが出るのは
70℃以上といわれています。

そこで、目標の温度は80℃ぐらいに設定して
温めましょう。

※湯せんの場合
鍋にお湯を沸かし、厚手の湯呑みにお酒を入れて
湯せんするのが一番簡単です。
日本酒の香りを飛ばさないように口に
アルミホイルを乗せるといいですね。

取り出すときはかなり熱いので
ふきんなどで指先をガードするものを忘れずに!

そのほかの容器で湯煎する場合は、
湯呑みなどをお湯で温めておいてから
移し替えてください。
温度が下がるのを防げます。

※レンジの場合
耐熱容器や片口に日本酒を注ぎ、
ラップをふわっとかけてからレンジに入れましょう。
1合の日本酒を温めるなら500wで90秒前後が
目安ですよ。

熱燗については、こちらでも解説しています。

熱燗の作り方!お家で日本酒♪オールシーズン熱燗を楽しもう!

④ひれ酒に向いた器を用意!

上述しましたが、お寿司屋さんで出てくるような
厚手の湯呑みはひれ酒にぴったりです。
熱を逃しにくく、熱いお酒を入れても割れません。

もしひれ酒をみんなで飲みたい場合は
耐熱容器のティーポットや、急須を使うと
いいですよ。
熱いものを入れても割れませんし、
蓋もついているので香りや熱を逃しにくく便利です。

酒器にも色々あるので、
日本酒に慣れてきたら器も楽しみましょう♪

⑤炙ったひれを熱燗にいれ、すぐに蓋!

炙ったひれを超熱燗の中に投入します。
そしてひれを入れたらなるべく早く
蓋をしましょう。
湯呑みの場合はアルミホイルや、
小皿を伏せてかぶせるとちょうどいいです。

そして2~3分待ちましょう。

ひれから旨みが出て、熱燗の中に染み渡って
いきます。ワクワクしますね!

⑥ひれを取り出せばできあがり

お箸でひれを取り出し、小皿に取りましょう。
ひれはまだ捨てないで!

できあがったひれ酒は薄い褐色をしていて
鼻を近づけると香ばしい匂いがします。


最後に火を付ける?付けない?

知らない人はびっくりしてしまうと思うのですが
フグ料理専門店でひれ酒を頼むと
最後にチャッカマンやマッチを使って、
湯呑みの口に火を付けてくれます。

これはアルコール分を飛ばし、一口目を飲みやすく
するためだと言われています
が、
最後にひれ酒をもっと美味しく魅せるための
演出でもあります。

家庭では火を付けても付けなくても
お好みでいいと思います。

気分を盛り上げるならマッチを擦って、
マッチの匂いも楽しみつつ・・・というのもいいですね。


2杯目を飲むなら?

先ほど、「ひれは取り出して、捨てないで」と
書きましたが、ひれは2杯目ぐらいまでなら
もう1回使うことができます。

もちろん贅沢に新しいひれを炙って2杯目に入れても
いいですし、1杯目のひれを再利用してもOKです。

ひれ酒のアテが欲しい場合はこちらも参考にしてください。
⇒日本酒おすすめおつまみランキング〈通販編〉家飲みに!

日本酒おすすめおつまみランキング<通販編>家飲みに!


まとめ

いかがでしたでしょうか?

ひれ酒は家でも美味しく作れてしまうことが
わかりましたね♪

疲れているときに、晩酌にするのもいいですし、
友達と鍋をつつくとき、ひれ酒の材料をそろえておいて
振る舞ってみると盛り上がりそうです。

日本には素敵なお酒の飲み方がたくさんありますね!
ひれ酒を産み出してくれた昔の人に感謝しながら、
身も心もぽかぽかになりましょう!


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