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も人間と同じように便秘になる事があるのをご存知でしょうか。

私たち人間の日常生活の中では軽視されがちな便秘。

しかし、「便秘は万病のもと」とよくいわれているように、人間も、そしてもちろん猫も、”たかが便秘”と放置しておくと合併症を引き起こしてしまう可能性があります。

そして、猫は人間と違って言葉を話したり自ら対処する事ができませんので、飼い主が愛猫の「便秘サイン」に気付いて適切に対処しなければなりません。

大切な愛猫に少しでも健康で長生きしてもらえるよう、猫の便秘の症状や原因、対処法をしっかりとおさえておきましょう。

猫の便秘は何日から?どんな症状がある?

猫の便秘には、食べ物の消費期限のように「〇日までなら大丈夫」という明確な基準はありませんが、2日間うんちが出ない場合は、便秘を疑いましょう。

また、「2日間うんちが出ない」以外にも、以下のような症状があれば便秘の可能性が高いです。

  • うんちのポーズでふんばっているのに出ない
  • うんちがコロコロしていて少量
  • うんちが細長い
  • 左下腹部にしこりのようなふくらみがある
  • おなかを触ると嫌がる(普段から嫌がる場合は、”いつもより嫌がる”)
  • トイレへ行く頻度がいつもよりも多い
  • 食欲がない
  • 嘔吐する
  • 下痢をする

あなたの愛猫に、当てはまる症状はありませんか?

うんちが出ていない事や、うんちの形がおかしい事にすぐに気付けるように、猫のトイレをこまめに掃除する事も重要です。

猫が便秘になる5つの主な原因

猫の便秘にはどのような原因があるのでしょうか。

1、水分不足で便が硬くなるため

最も多い原因は水分不足です。

猫は元々水を沢山飲む動物ではない為、水分不足になりがちです。

水分が不足するとうんちが固くなり、出にくくなってしまいます。

2、精神的なストレス

猫は繊細な生き物で、ストレスがすぐに体調に表れてしまいます。

猫のストレスの原因として挙げられるのは、

  • 掃除機、ドライヤー等の騒音
  • 暑さ、寒さ
  • 引っ越しや模様替えによる環境の変化
  • 香水や柔軟剤等のキツイ匂い
  • トイレの汚れ

等、様々です。

3、長毛種に多い毛球症によるもの

毛球症は、スコティッシュフォールド、マンチカン等の長毛種に多い病気です。

猫は自分で体を舐めてブラッシング、いわゆる「セルフグルーミング」をします。

この「セルフグルーミング」によって、抜けた毛が口の中に入り、やがて胃に溜まります。

これを、毛球症(別名:ヘアボール)と呼びます。

防ぎようのない事ですし、本来はある程度胃に抜け毛が溜まると猫は吐き出しますので通常は問題はありませんが、長い間吐けずいると、胃の中で毛が絡まりあってどんどん大きくなり、吐き出す事も、そしてうんちとして出す事も難しくなってしまいます。

4、落ちている異物の誤飲

よく猫が誤飲するものとしては、

  • コイン
  • 輪ゴム
  • ボタン
  • ウール製品

等が挙げられます。

特に子猫の場合、何でもかんでも噛み千切って破壊しますので、誤飲には注意が必要です。

5、便の排出の際の痛みによるもの

後ろ足の骨折や肛門の異常(肛門嚢炎・腫瘍・脱肛等)があったり、肛門や直腸が何らかの原因で狭くなっている場合、うんちを出す時に痛みが生じて、排便しづらくなります。

猫の便秘を治すために自宅でできる対処法はこれ

猫の便秘予防・解消の為に自宅でできる対処法を紹介します。

キャットフードや摂取水分量の見直し

食物繊維が多めのキャットフードを与えましょう。人間の場合も、「便秘解消には食物繊維!」とよくいいますよね。

水も、いつでも十分飲めるよう、家の中の水飲み場は一箇所だけでなく、数箇所設置しましょう。

また、食べ物からも水分を摂取できるよう、普段ドライフードを与えている場合は、ウェットフードも与えてあげましょう。

ストレスだと思う要因を解消する

先程の「猫が便秘になる5つの主な原因」の「精神的なストレス」に沿って、解消する為にできる事を書き出していきます。

できるだけストレスの原因を取り除いてあげましょう。

  • ドライヤー、掃除機等の騒音

ドライヤーは猫の近くでは使用しないようにします。できれば、洗面台で使用し、洗面台の扉は閉めておく。掃除機の場合は、猫を掃除機を使用する部屋とは別の部屋に入れて扉を閉めておきましょう。

  • 暑さ、寒さ

冷房、暖房は常につけて部屋を快適な温度にしておきましょう(留守の間も)。

  • 引っ越しや模様替えによる環境の変化

引っ越しの場合、家具はできるだけ引っ越し前の家と同じ配置にするのが好ましいです。模様替えは、どうしても必要でない限り控えましょう。

・香水や柔軟剤等のキツイ匂い

香水を付ける場合は、外に出てから香水を付け、帰宅後はすぐに服を着替えましょう。

柔軟剤は、匂いの少ないものを選ぶようにしましょう。

  • トイレの汚れ

最低でも1日1回は掃除しましょう。おしっこやうんちをしたら、すぐに掃除するのがベストです。

適度なブラッシングで毛玉対策をする

飼い主が専用のブラシ等でこまめにブラッシングをして抜け毛を取り除いてあげる事によって、猫が体を舐めた時に口の中に入る毛の量も減るので、毛が胃にたまりにくくなり、毛球症(ヘアボール)を防ぐ事ができます。

猫の便秘で病院に行くべきタイミングは?

次のような症状がある場合は、できるだけ早めに病院で診てもらいましょう。

  • 力む時に大声で鳴く
  • 力み過ぎて吐く
  • お腹を触られるのを極端に嫌がる(鳴く)
  • 排便姿勢をするがうんちが出ず、1日に何度もトイレで排便姿勢をする

病院に行けば、下剤や浣腸などで処置してくれます。

まとめ

普段から愛猫をよく観察し、スキンシップを取っていれば、必ず「便秘サイン」に気付く事ができるはずです。

便秘の症状が出ている場合は、早めに病院に連れて行ってあげてくださいね。

また、便秘の解消だけでなく、予防の為にも「対処法」は普段から実践しましょう。

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