この記事の所要時間: 522

子供の口がなんか匂うかも。しかもこの匂いは家族の誰かから嗅いだことがあるような気がするなんて体験はありませんか。

もしあなたが口臭の悩みを持っていたら、子供に口臭までも遺伝してしまったのかと心配してしまうかもしれません。子供の口臭の原因について一緒に考えてみましょう。

口臭がひどいのは遺伝じゃない!子供時代の生活に原因あり?

安心してください。口臭は遺伝ではありません。

もちろん一部例外はあり、遺伝的に内臓系が悪い家系の方は、代謝が悪くなるために独特の口臭を持っていることがありますが、ほとんど遺伝しません。

それではなぜ、遺伝ではないのに子供から口臭がするのでしょうか。

この主な原因は、子供が親から受けた影響が関係しています。

つまり親が行ってきた生活習慣によって口臭の原因を作っているんですね。

そのまま生活習慣を改めずにいたら、もっと口臭がひどくなってしまう可能性がありますので注意が必要です。

1、親からの口内細菌が子供の時に感染

生まれたばかりの赤ちゃんは、虫歯菌や歯周病菌を持っていません。そのため乳幼児が虫歯になるということは、親御さんが虫歯菌を持っていてそれを子供に移してしまったと考えられます。

例えば、子供に食事を与える時、同じスプーンを使用している、親御さんの口内で食べ物の温度を確認してから与えている、同じ飲み口から飲料を飲んでいる等、これらの行動から虫歯菌や歯周病などを引き起こす口内細菌は子供にしっかり感染してしまいます。

最近では乳幼児の虫歯の原因が、親御さんから移されるとわかり、育児書やインターネットの情報にも注意が書かれるようになりましたが、少し前まではどこの家庭でも当たり前のように行われていました。

そのため、祖父母が乳幼児に口内細菌を与えてしまうこともありますので注意が必要です。

もし、そんなことまで毎回の食事で気にしてられないという場合は、親御さんが歯科医へ行き虫歯や歯周病がないかどうかを予め検査することもよいでしょう。

2、親の生活習慣によって口臭が悪化

「親の口が臭いと子供も臭い」そう言われてしまう原因は、親御さんの生活習慣に問題がある場合です。

子供は親の背中を見て育ちますので、悪い部分もそのまま後天的に引き継いでしまうのです。

例えば、歯磨きが苦手でいつも数十秒で終えている、歯科定期健診へ行く習慣がない等、口内を気遣っていない親御さんは、子供に対しても同じような対応をしてしまうのです。

歯磨きの習慣を姿を見せて教えることができなかったり、乳幼児の場合は、仕上げ磨きをきちんと行わなかったりして、汚れを残したままの状態であったり。

口臭に遺伝要素がなくても、口臭がある親御さんの生活習慣や食生活を子供が引き継いでしまうために遺伝しているように感じてしまうのです。

口臭がしやすい舌の形とは

特殊な舌の構造が遺伝してしまい、口臭が遺伝したように感じることがあります。

舌苔が付いて細菌が繁殖し、口臭が発生しやすい舌の形や身体的な特徴を持つ場合、念入りに口臭の対策を行うほうが良いでしょう。

毛状舌(もうじょうぜつ)

舌の繊維質が長いことが特徴の毛状舌。見た目としては舌の表面にあるブツブツが長いために舌苔が付きやすく口臭の原因となっています。

溝状舌(こうじょうぜつ)

舌の中央に深い溝があるような特徴を持つ溝状舌。溝の中に細菌や雑菌が溜まりやすいために口臭の原因となっています。

溝状舌は遺伝の要素があるために、家族も溝状舌であることが多いです。

扁桃腺の形も口臭に関係がある

舌の特徴以外にも、扁桃腺の形が口臭に関係することがあります。

「臭い玉」という言葉を聞いたことはありませんか。これは、膿栓(のうせん)とも呼ばれる扁桃腺のくぼみの周りに溜まってしまう白い固形物のことです。口臭の原因となるこの固形物は、細菌や白血球の死骸の固まりです。

どうしても気になる場合は耳鼻科で診察をしてもらい、必要に応じて取り除いてもらうと良いでしょう。

口臭は飲み物や食べ物でも変わってくる!毎日の歯磨きは忘れずに!

口臭の原因はまだまだあります。

例えば、コーヒーを飲むと口臭が気になることはありませんか。

そもそも、口臭が発生する原因は、「口臭発生菌」が口内の残留しやすい場所に繁殖し、食べかすなどの栄養素をエサとして増殖していく際の代謝産物なのです。

コーヒーそのものに口臭の原因はありませんが、カフェインの摂取をすることで、一時的に神経を過度な緊張状態へ導くために唾液の分泌量が減ることで口臭を招いてしまいます。

また空腹時に飲むと、コーヒーの成分の一部であるクロロゲン酸が胃酸の発生を促進させる効果があるために口臭が発生しやすくなるんです。

飲食をする上でも、大切な予定や会議がある前には、ニンニクやニラ、ネギなどの強いにおいの食品を避けることがありますが、これらの食品は身体全体に吸収されてしまいます。

とはいえ、飲食をした後の対応次第で口臭を大幅に緩和させることができます。

臭いを消す役割を持つ食べ物(リンゴや、乳製品、緑茶など)を摂取することも口臭予防につながります。

しかし、一番効果的なのは歯磨きです。

最も重要なのは起床後すぐに歯磨きを行うこと。起床後の口内は雑菌が最も増殖しているからです。ここでフロスや洗口液を使用するなどしてしっかり歯磨きをしておけば口内環境が向上します。

食後に歯磨きを行う場合は、30分経過してからが良いでしょう。これは、唾液の分泌により口内のPHを調整することで自然と口内環境を整えることが出来るためです。

食後は特に、爪楊枝やデンタルピックを利用した歯の隙間ケアを行っていくことが良いとされています。

まとめ

子どもの口が臭くなる原因についてご紹介しましたが、大切なことは日々のオーラルケアです。

雑菌の繁殖を予防するために、起床後の歯磨きを意識することで雑菌の繁殖を抑えることができますし、食後の歯磨きを正しく行うことで食べかすによる菌の増殖や口臭の原因を取り除くことができます。

口臭には遺伝の要素がないからこそ、今から取り組むことも可能です。周囲の人へのエチケットとして正しい口臭対策を行っていきましょう。

スポンサーリンク