食欲がないということは、誰しもありますよね。
周囲の元々食の細い人に、食欲がないなんて言われると心配になってしまいます。
しかも明らかに、何かストレスを抱えている状態が見受けられたり。
食べたもので私たちの体は作られます。
食べられない状態が続くということは、想像以上にまずい状態です。
もしあなたがストレスを抱えて、食欲がなかったり
周りの人がそのような状態であれば
是非この記事を参考にしてみて下さいね。
ストレス発散したい!という方はこちらの記事をどうぞ!
Contents
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食欲不振とは
食欲不振とは、その文字通り食べ物を食べたいという気持ちが起きない状態です。
食欲は人間の3大欲求のうちの一つですし、生きていくために必要なものです。
一時的に食欲がない状態ならいいのですが、食欲がない状態が長く続く場合は心配ですよね。
また、ストレス以外にも食欲不振になることはあります。
食欲不振になる原因を以下に挙げます。
食欲不振の原因
・自律神経の乱れ
自律神経とは、循環器や消化器、呼吸器などの活動を24時間調整している大事な神経です。
ストレスや不規則な生活などにより、バランスを損なうと
脳からうまく指令が出せず、満腹感や空腹感が感じられなくなってしまいます。
・夏バテ
夏の暑さでだるかったりすると、
冷たいものばかり食べたり飲んだりしていると、胃が弱って食欲がなくなります。
・暴飲暴食
たくさん食べたり飲んだりしたあとは、胃の消化吸収機能が弱まり胃がムカムカしたり気持ち悪くなったりします。
連動して腸の働きも弱まるので、便秘になったりして食欲もさらに落ちます。
・妊娠
妊娠によるつわりが原因で食欲がなくなります。朝起きたときから気持ちが悪く
食べ物のにおいを嗅いだだけで吐き気がしたりします。
・病気
病気というと幅広くなってしまいますが、
代表的なモノを上げると
風邪や便秘、胃潰瘍、慢性胃炎、慢性肝炎、糖尿病、逆流性胃腸炎、甲状腺機能低下症
などがあります。
これ以外にも、様々な病気が原因で食欲が湧かないということもあります。
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食欲不振を招くストレスの種類
日本はストレス社会といわれるように、ストレスになりうることは日常に溢れています。
うつ病など、ストレスが原因で発症してしまう病気もたくさんありますよね。
前述の通り、食欲不振もストレスと深い関係があります。
単にストレスといっても、ここではストレスを3種類に分けて考えます。
⑴身体的なストレス
不快に思うほどの暑さや寒さ、気圧の変化、騒音など。
また病気やけをした際にも、身体はストレスを感じます。
⑶精神的なストレス
仕事のプレッシャー、対人関係の悩み、将来への不安など。
精神的に苦痛を感じたり、緊張・怒り・哀しみなど心理的な刺激を刺します。
食欲不振の原因は、これが一番多いのではないでしょうか。
⑵生理的なストレス
睡眠不足や過労・栄養不足・細菌感染など。
ストレスが食欲不振につながる仕組み
上記を読んでいただければ、どんなものがストレスになり得るのか
分かっていただけたと思います。
それでは具体的に、ストレスがどんな経緯で食欲不振につながるのかをみていきましょう。
先ほど「自律神経の乱れ」の項目で少し触れましたが
私たちの食欲は脳の視床下部にある食欲中枢によって管理されています。
人間が、いろいろな活動を行うことによりエネルギーが消費され、
体内に蓄えていた脂肪を分解して遊離脂肪酸というエネルギーを作り出します。
すると血液中のブドウ糖が減り、胃などの消化器官からグレリンという食欲亢進ホルモンが分泌されます。
神経を介して脳の食欲中枢にエネルギーが不足しているという情報が送られます。
このような経緯で空腹感を感じ、エネルギーを補給促します。
ストレスが過剰な状態になると、この仕組みがうまく働かなくなります。
つまりそれが、自律神経の乱れです。
空腹感を感じていないのに無理矢理たくさんの食事をとると、返って調子が悪くなります。
食欲中枢がうまく働いておらず、消化器官も食べ物を消化する準備ができていないからです。
無理に食べてもいけないとなると、対策としてはストレスとうまく付き合っていくしかありません。
日常的にストレスをためない習慣を心掛けたいですね。
食欲がないときにオススメの食べ物
食欲がないし食べたくないからといって、
何も食べないわけにはいきません。どんどん体力を失っていってしまいます。
食欲不振時は胃の働きが弱まっていますから、
胃に大きな負担をかけず栄養補給をしたいですよね。
食欲がない時にも食べやすく、栄養補給ができるものをご紹介します。
⑴消化が良いもの
ヨーグルト、アイスクリーム、ゼリー、おかゆ、おじや、ジュース、ウィダーインゼリーなどの栄養補助食品。
固形物であれば、柔らかいパンやうどん、バナナ、豆腐などです。
とにかく胃に負担をかけずに栄養摂取したい方に向いています。
⑵ネバネバの食べ物
オクラ、納豆、モロヘイヤなど。
オクラやモロヘイヤのネバネバ成分には、ムチンという成分が入っており
これがいの粘膜を保護し消化吸収を助けます。
納豆には消化をに役立つ酵素がたくさん含まれていますし、大豆の良質なタンパク質は
食欲不振時の良いエネルギー補給にもなります。
⑶食欲を刺激する香味野菜や薬味
生姜やわさび、パセリ、セロリ、きゅうり、大根、トマト、パイナップルなど。
大根や山芋には消化酵素のアミラーゼがたくさん含まれているので
大根おろしやとろろにして食べるとより胃腸に優しいです。
⑷食欲増進+疲労回復効果があるクエン酸を含むもの
梅干し、酢の物、柑橘系の果物、キムチ、納豆などの発酵食品。
フルーツは生のものがオススメです。
香辛料は食欲を刺激してくれるのですが、
胃が弱っている時には、あまりに刺激が強いものは避けましょう。
食欲不振に効く飲みもの
・カモミールティー、ペパーミントティー
リラックス・鎮静効果があり、ストレスも緩和してくれます。
また、胃の粘膜を修復したり、消化機能を正常にしてくれる効果があります。
ペパーミントティーは清涼感があるので、気分も爽やかにしてくれます。
筆者はこの二つを交互に飲んでいますよ。
カモミールティー
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ペパーミントティー
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・ジンジャーティー
生姜は、冷え性の方が体を温めるのに使っていますよね。
生姜には、実は胃の働きを良くする働きがあります。
生姜にはジンゲロンという辛味成分が含まれていますが、
このジンゲロンは胃壁を刺激して胃液の分泌を促します。
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・トマトジュース
オススメの食べ物の項目でも挙げましたが、トマト自体が食欲不振に効果のある食べ物です。
ジュースの方がより手軽に摂取でき、食欲増進効果もあるのでオススメです。
トマトジュースをレンジで少し温めて飲むと、胃に負担がかかりにくいです。
・甘酒
最近甘酒が注目されていますよね。
甘酒は「飲む点滴」とも呼ばれるほどエネルギー補給に適しています。
ビタミンB1、B2、乳酸菌などが豊富に含まれていて
食欲不振の時にはうってつけの飲み物です。
筆者は甘酒が大好きです♪
お試しにこちらはいかがでしょうか?
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・炭酸水
炭酸水は、胃に入ると泡が弾けて粘膜を刺激し、消化を促す作用があります。
腸まで届くと、便秘を解消したり、溜まったガスの排出を助けてくれます。
最近はコンビニでも売っていますし、ただの無糖炭酸水だけでなく
レモンなどのフレーバーがあるものが出ているので、気分もスッキリさせてくれます。
食事の取り方
オススメは、1日の食事を3から6回に分けて摂ることです。
食事の時間はできるだけ間隔を開けた方が、胃や腸が休まると思っていませんか?
実は逆で、空腹の時間を長くしないことが大事なのです。
空腹状態が続いても、胃酸は出続けます。何もないところに胃液が流れ粘膜を刺激し、胃が荒れてしまいます。
また、空腹時間が続いて急にたくさんの食べ物が入ってきた時には
胃に大きな負担がかかります。
そのため、少しの量を複数回に分けて食べるのがベストですす。
その際、よく噛んで消化をよくしてあげましょう。
また、食べる順番配下がオススメです。
果物
↓
野菜
↓
炭水化物
↓
タンパク質
果物には消化酵素が入っているので消化が早く、空腹の時だと30分ほどで消化されます。
加えて、その後食べたものの消化も助けてくれます。
まとめ
ストレスによる食欲不振の場合は・・・
・身体的、精神的、生理的なストレスによって食欲不振になる!
・ストレスによる自律神経の乱れが、食欲中枢を狂わせてしまう!
・食べたくない時は、無理やりたくさん食べない!
・食べるなら食事を小分けにして、消化を助けるものを食べる!
いかがでしたか?
食べられないというのは、本人も周りも心配になってしまうと思いますが
一時的な食欲不振なら、上記のオススメを試してみて下さいね。
症状が長く続くようなら、お医者さんの指示を仰ぎましょう。
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